シーティング

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今日は友人からの依頼で、友人の知り合いの嚥下評価に行ってきました。

施設で車いすに座っておられたのですが、身体の傾きがあり特に頚部筋肉の緊張が強い方でした。

口はしっかり閉じておらず、口角(唇の端)からよだれが出ており座っているのがやっとで、口の評価以前の状態でした。

理学療法士の友人と2人で(ほとんど友人にしてもらったのですが)車いすの調整をすることで、身体の傾きが改善され、頸の緊張が軽減し、唾液の嚥下反射も確認できるようになりました。

表情もしっかりされ追視や話しかけに首を縦に動かし意思表示もできるようになりました。

もちろんシーティング(車いすの座り姿勢を調整すること)だけで嚥下機能が急に改善するわけではありませんが、逆にきちんとしたシーティングをすることでここまで変わることができるんだと改めて実感することができました。